いこまや通信No.4 1996年8月発行

食べ物の大切さ

毎日の猛暑につい冷たい物に手が出る時期になりましたが、今年はチョット用心しなければなりません。

病原性大腸菌O-157の猛威に芦屋でも感染者が出たと報道され戦々恐々の中、薬屋さんでは薬用石鹸や殺菌剤が飛ぶように売れたり、プールや水道水には塩素を普段より多く入れたりとその対策に必死なのはよくわかります。

菌を殺す為とはいえその副作用、後遺症のほうが恐いです。塩素は有害な発癌物質のトリハロメタンを育成します。

何故いつも当面の敵をたたけばいいと言う対処療法的な措置しか考えられないのでしょう。

大腸菌など人間の発生以前からいるもので人間の体はそれらに負けないような自然の抵抗力をもって作られていました。

そのバランスが狂ったのがこの結果と思われます。

原因は文明科学の発達でしょう。

便利なものを求めるあまり手抜きがあたりまえになり 生命をささえる食物まで工場で作られるようになりました。

いい薬が開発されれば細菌も生き残りをかけて強くなります。

人間は薬に頼るあまり自然の治癒力は衰えるばかり、年々難病患者が増えている現状は否定できないでしょう。

今回の0-157騒動は一本のでてきた枝葉です。

一時的に悪い枝を切り落としても又別の問題がでてきます。

人間本来の治癒力は「命ある食べ物を感謝して頂く」ことにつきると思います。

食品添加物や合成保存料は化学薬品で食べ物ではありません。

人間が健康に生きられる根本を見直す絶好の機会だと思うのですが。

文月の回想

とうとう7月号通信は書けませんでした。

と言うより「悩み事」がいつまでも 尾を引き気分転換ができないまま8月が近づいてきて慌てている状況です。

自然の食材を扱かう事は天候に左右されとても難しく商品を仕入れても味が悪かったり、極端に見てくれの悪いものは店には出せません。

おいしい物を扱ってお客さんに喜んでもらうのが商売の基本だと信じているからです。

一般より高い商品を売るのですから理解して下さる人に買ってほしいとの責任も感じています。

こだわりと言えば聞こえがいいのでしょうが、過日「生駒屋」は頭が高い殿様商売をしていると言われ、さらに昔から士農工商と言って商人は一番地位が低いのだからもっと人様に対してペコペコしろとも言われました。

心配して言ってくれていると考えてもあまりにもひどい言葉に大変なショックでした。結局3ヶ月近 く私の商売は間違っていたのかと悩み妻とも話合いましたが大震災で一度はつぶ れた店ですダメで元々、ご縁あって再建できたのだから今まで通り信念をもって やっていきたいと思います。

本記事は掲載当時の店主の主観および情勢に基づくため、掲載内容の正確性・信頼性・最新性を保証するものではございません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました